マンションの基礎にはよほど良い地盤でない限り、杭が施工されています。
杭の施工方法には、工場で製作された杭を運んできて埋め込む方法(既成杭)
もうひとつは、現場で穴を掘り、そこに鉄筋のかごを入れてからコンクリートを流し込んで、鉄筋コンクリート製の杭を造る現場造成杭
写真はまさに現場で掘った穴に、杭にする鉄筋のかごを入れようとしている場面です。
このあと、生コンを積んだミキサー車がやって来て、鉄筋の入った穴にコンクリートを流し込むわけです。
杭は建物の規模・高さなどによって太さも変わってきます。
直径80cm程のものから3m以上のものまで
また、底部分を太くした拡底杭
頭と底部分を太くした拡頭拡底杭
など、形もさまざまです。
杭の長さは、建物を支えられるだけの固い地盤が出てくる地点までの深さで決まります。
地盤の悪い地域では、建物の高さ以上に長い杭が基礎になっているマンションも珍しくありません。
同じ価格のマンションでも、見えない基礎にお金をかけずに済んでいるマンションほど、上物(うわもの)にお金をかけられていると言えます。
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