上はクーラースリーブ
下は給気口です。
スリーブから伸びるスリムダクトは
そのまま下に下ろすと
給気口を塞いでしまいます。
だから左右どちらかに逃げなくてはなりません。
どっちに逃げる?
右は給湯器があるのでまずムリ
左は?
「サッシのフレームにかかっちゃいますね」
施工者「え~と・・・、給湯器の上から回して右側を下ろすか・・・」
「ほんとですか?ドレン(水)は?」
施工者「どうしてもムリでしたら給湯器をずらすしかないかもしれません」
「そもそもどこを通すという想定経路はあるんですか?」
施工者「それは下で確認させてください」
~1F確認会場での説明~
事業主「スリムダクトの想定経路は給気口の左を通すようになっています」
「左側通ります?」
事業主「はい、大丈夫です。この写真のようになります」
「たしかにこの写真では収まっていますね」
事業主「はい、問題ありません」 ← 自信満々
「あの~、説明書の写真じゃなくてこの部屋の状態を見てから言ってくださいね」
事業主「はい、後で確認しておきます」
エアコンを取付けるのは電気屋さんで
あなたたちじゃないんだけどなあ・・
と言いかけてやめておきました。
少なくとも部屋で立ち会った施工者は
僕と同じように左側もムリだと思って頭を抱えていたわけで
拝啓、S様
万が一スリムダクトがバルコニーの出入りの障害になるようなら
その後のやり直し費用諸々一切は
事業主負担でやってもらってください。
想定はあくまでも想定であり
施工の現場には想定外の事も起こり得ます。
仕様書だけで判断するなら
内覧会なんて必要ないんですけどね・・・
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