3月中旬
そろそろ花粉症が本格的になり
くしゃみをこらえながら同行する季節
この日も確か天気良く
絶好の花粉日和の一日だったわけで
手前の蘇我駅付近のマンションは何度か来ましたが
ココは初めて降り立つ地であり
思いのほか賑やかな駅前でちょっとびっくり
さてさて・・・このマンションは最近よくありがちな
トイレの照明が付いてるのかどうか分からないスイッチの仕様
換気扇の作動有無は赤ランプで確認できるのに
照明が付きっぱなしかどうかはわからない
スイッチに「ON」「OFF」の表示もない
「まあ仕様に文句付ける事もできない」と、いつもご依頼者様には
「消し忘れに注意して下さいね」と言って収めてきたわけで
ただ、今回はちと違う。
その他の納戸やクローゼットの扉照明スイッチはすべて緑色の蛍ランプ付きなのに
なぜかトイレだけ無印状態
「なんで統一されてないんですか?」と聞くと、
電気工事責任者らしき人がすぐにとんで来て
「これはおかしいですね、やり直します」と、あっさり
「えっ、ホントに?」
あまりにあっさり「やり直す」などと言う担当者にこっちが少し心配になり
「この部屋だけやり直すってことですか?」
「いえ、もちろん全戸やり直します」
「そうですか~、Sさんよかったですね、世帯数が少ないのが幸いしましたね~」
などと呑気に話したあとに少し不安が・・・
「でもココでそんな即答していいんですか?あとで所長さんに言ったら『やはり仕様だからムリ』なんて言われませんか?」
という言葉が喉まで出かかっていたところ
「その気になってるんだからまあいいか」と、ぐっとこらえてチェックを進行させたわけで
しかしその1時間後、不安は的中
下で指摘事項の確認、そしてトイレの照明スイッチの件で念を押したところ
「これは仕様なので全戸同じですから替えることはできません」と、所長
「やっぱり・・・」
人を喜ばせておいてそれはないんじゃない?と思うのは僕よりもご依頼者様であり
「さっきの人呼んできてくださいよ、確かにやり直すって言いましたよ!」
「もし本当にそう言ったのでしたら、申し訳ありません、訂正します」
・・・訂正すんなよ
「あんまり軽はずみな事言ったらダメですよ、ぬか喜びじゃないですか」
その後かなり食い下がったものの、巧妙な低姿勢で切り抜けられてしまい
ご依頼者様を援護できなかった自分に歯痒さ感じた春の日だったわけで
拝啓、S様
その後のご連絡で、「トイレの照明スイッチはやり直してくれる事になりました」
と聞いたときは、本当に嬉しくホッとした気持ちにもなりました。
ただ、南側と北側のバルコニー巾木塗装については
北側は共用廊下と統一した?ということで指摘通りにはなりませんでした。
なのでS様内覧会同行の自己採点は100点ではありません。
もちろん100点など今まで一度も無いのですか・・・
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